ヨス・ファン・フェルトホーヴェン指揮
オランダ・バッハ協会合唱団&管弦楽団
The Netherlands Bach Society
Jos van Veldhoven


 オランダ・バッハ協会合唱団&管弦楽団(ネザーランズ・バッハ・ソサエティ。通称NBS)が、近年急激に頭角を現わした鬼才、ヨス・ファン・フェルトホーヴェンに率いられ総勢23名で2008年2月に初来日します。残券僅少の東京、兵庫公演のほか、厚木市文化会館、愛知県の長久手町文化の家で、J.S.バッハの名曲のひとつ、「ヨハネ受難曲」を披露します。

 オランダ・バッハ協会は1922年から今日まで、ナールデン(アムステルダム南東20kmの城塞都市。ちなみに函館の五稜郭はここをモデルに建てられたそうです。)のグローテ教会でJ.S.バッハの「マタイ受難曲」を演奏し続けていることで知られ、欧州では確固たる名声を築いています。この演奏はオランダの人々に愛され、毎年10,000人を超える聴衆が集まります。公演はナールデンだけでなく、アムステルダム コンセルトヘボウをはじめ、オランダ国内の主要な都市で行なわれます。昨年はナールデンで5回、他の都市で4回行なわれました。

 現在のバッハ協会を構成するのは、17、18世紀の音楽演奏を専門とするプロの歌手と器楽奏者たち。音楽監督と首席指揮者をフェルトホーヴェンが務め、年間50回以上のコンサートを行ない、おもにバッハと彼の同時代および先達の作曲家の作品を演奏しています。ここ数年、チェンネル・クラシックス・レーベルのCD録音を通して、世界的に注目を浴びるようになり、特にクリスマス・オラトリオ以降のCDが、非常に高い評価を受けています。

〜関連サイト〜
オランダ・バッハ協会 オフィシャル・サイト
オランダ大使館
チケットぴあ

2008年「ヨハネ受難曲」プロジェクト 日本公演スケジュール
2月22日(金) 兵庫県立芸術文化センター 午後7時開演 0798-68-0255
2月23日(土) 厚木市文化会館 午後4時開演 Tel: 046-224-9999
2月24日(日) 愛知県長久手町文化の家 午後4時開演 Tel: 0561-61-2888
2月25日(月) 東京 紀尾井ホール 午後7時開演(6時30分開場) Tel: 03-5216-7131


本公演は、演奏中はご入場いただけません。
あらかじめご承知おきください。



オランダ・バッハ協会合唱団&管弦楽団

 オランダ・バッハ協会1922年から今日まで、ナールデンのグローテ教会でバッハの『マタイ受難曲』を演奏して高い評価を受けている。この演奏はオランダの人々に愛され、毎年12,000人を超える人が聴きにくる。現在のバッハ協会を構成するのは1718世紀の音楽の演奏を専門とするプロの歌手と器楽奏者である。音楽監督と首席指揮者をヨス・ファン・フェルトホーヴェンが務める。

 オランダ・バッハ協会は年間約50回のコンサートを行い、おもにバッハと彼の同時代および先輩の作曲家の作品を演奏している。プログラムには主要なバロック作品からあまり知られない作品や比較的小規模の曲が取り上げられる。アンサンブルの構成を自由に変えられるので、宗教曲と世俗の合唱曲や管弦楽曲の両方を大編成および小編成で演奏することができる。そのためオランダ・バッハ協会は過去数年間に非常に多くの作品を演奏しており、そのなかには今日の時代では初めて演奏されるという曲も多い。この独創的なプログラミングは音楽家にも一般の人にも強い刺激を与えている。

 ほとんどのコンサートはオランダ国内で行われるが、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ポーランド、ノルウェー、日本、米国でも演奏している。毎年計画される公演のほぼ半分は音楽監督ヨス・ファン・フェルトホーヴェンが指揮する。その他は、グスタフ・レオンハルト、ポール・マクリーシュ、マーカス・クリードといった古楽の指揮者によって行われる。

 チャンネル・クラシックスとの提携によりオランダとイタリアの作曲家の音楽をはじめとする、あまり知られない作品のレコーディングという意欲的な企画が実施され、評論家の高い評価を得ている

ヨス・ファン・フェルトホーヴェン(音楽監督、指揮)

ヨス・ファン・フェルトホーヴェンはオランダのデン・ボッシュで生まれユトレヒト・リイクス大学で音楽学を、ハーグ王立音楽院で合唱とオーケストラの指揮を勉強した。1983年にオランダ・バッハ協会の音楽監督に就任し現在に至る。就任以来、ヨハン・セバスティアン・バッハとその先輩および同時代の作曲家の主要作品を国内国外で定期的に演奏している。さらに1976年にユトレヒト・バロック・コンソートを結成して監督を務めている。これらのアンサンブルを率いて国内国外で数多くのラジオ・テレビ出演やCDレコーディングを行うとともに、オランダ国内や多くの西欧諸国の音楽祭に出演している。

ヨス・ファン・フェルトホーヴェンはボンのベートンヴェン・ハレ・オーケストラ、東京フィルハーモニー、テレマン室内管弦楽団、エッセン・フィルハーモニーの公演に定期的に客演している。2001年から演出家ディートリヒ・ヒルスドルフとともにボン歌劇場でヘンデルのオラトリオ連続公演を行っている。 

古楽の領域で新しいレパートリーを広げ、テレマンやグラウンのオラトリオ、ガストルディの『晩祷』(原文Vespers)、黄金時代のオランダ音楽、バッハの『マルコ受難曲』の復元、そしていわゆるケーテン時代の葬送曲や17世紀の多くの音楽対話劇の演奏に取り組んでいる。

 現在アムステルダム音楽院とハーグ王立音楽院の合唱指揮教授の任にある。


充実のソリスト陣 プロフィール

ゲルト・テュルク(テノール/エヴァンゲリスト) Gerd Türk
ドイツの当代一のバッハ歌手のひとり。バロック・オペラ、オラトリオ、コンサートのソリストとして世界各地で活躍。古楽音楽祭の常連アーティスト。現在、バーゼル・スコラ・カントゥルム教授。

ステファン・マクラウド(バス/イエス) Stephan MacLeod
ジュネーヴ音楽院で声楽を学び、ケルン音楽大学でさらに研鑽を積む。コルボ、ヘレヴェッヘ、ガーディナー等の指揮者と共演し、ルネサンスから近現代までの幅広いレパートリーを披露。

マリア・ケオハナ(ソプラノ) Maria Keohane
スウェーデン出身。ドロットニングホルム宮廷歌劇場、デンマーク王立歌劇場でモンテヴェルディ、ヴェルディなどのオペラに出演し絶賛を博す。エリクソン、パロット、リンドベルイなどの指揮で多くの作品のソリストを務める。 日本にも2006年1月にムジカマーノのメンバーとして来日し、美声を聴かせた。

マシュー・ホワイト(カウンターテナー) Matthew White
マギル大学で英文学を専攻。ニューヨークシティ・オペラやクリーヴランドオペラでヘンデルやモンテヴェルディのオペラに出演している。2004年カンヌ・クラシック音楽賞を受賞。

アンドルー・トータス(テノール) Andrew Tortise
ケンブリッジ大学出身。シャンゼリゼ劇場のミンコフスキ指揮「セメレー」でパリ・デビュー。ザルツブルク夏の音楽祭、グラインドボーン音楽祭、リヨン国立歌劇場などに出演し、いま最も有望視されるテノール。

*バス・ラムゼラーの健康上の理由により、バス/ピラト、ペトロが変更となりました。
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(パス/ピラト、ペトロ) Wolf Matthias Friedrich
1980年のカルロヴィヴァリ(チェコ)でのドヴォルザーク国際コンクール入賞後、ドレスデン国立歌劇場をはじめ世界各地の著名な歌劇場やコンサートホールに出演。



J.S.バッハ「ヨハネ受難曲」の場面
第一部 弟子ユダの裏切り/捕らえられるイエス/ペトロの否認
     イエスへの尋問(約40分)

第二部 ピラトの審問/死刑の宣告/十字架にかけられるイエスの死/埋葬(約75分)


 新約聖書「ヨハネによる福音書」の18章、19章に書かれている
イエス・キリスト受難の物語。

 イエスは弟子たちと最後の晩餐の後、神に祈ろうとゲッセマネの園に入るが、弟子のユダに裏切られ捉われる。大祭司の館でイエスが尋問を受けている様子をうかがっていた弟子のペトロは、庭にいた人々から「お前はイエスの弟子だろう!?」と問い詰められ、恐怖からこれを否定する。

 その時鶏が鳴く。

 イエスはこの日ペトロに「お前は夜が明けるまでに3度私のことを否定する」と告げていた。それを思い出したペトロは後悔から号泣する。これが有名な「ペトロの否認」である。

 人々はイエスを総督ピラトのもとへ連れていく。ピラトはイエスを助けようと画策するが、人々のイエスに対する憎しみはエスカレートする一方。ついに十字架の刑が宣告される。

 イエスは十字架を背負わされゴルゴダの丘に向かう。そこで十字架にかけられ息を引き取る。

 その瞬間、神殿の幕が二つに裂け、大地が揺らぎ、墓から聖なる者たちがよみがえる。その後遺体はユダヤ人の習慣に従い埋葬される。

【オランダ・バッハ協会2008年2月来日予定メンバー】

◆指揮者 Conductor
ヨス・ファン・フェルトホーヴェン Jos van Veldhoven

声楽ソリスト
◆テノール/エヴァンゲリスト(福音書記者) Tenor/Evangelist
ゲルト・テュルク Gerd Türk

◆バス/イエス、第19曲アリオーソ Bass/Christ, also: Betrachte main Seel
ステファン・マクラウド Stephan MacLeod

◆ソプラノ Soprano
マリア・ケオハナ Maria Keohane

◆アルト(カウンターテナー) Alto
マシュー・ホワイト Matthew white

◆テノール Tenor
アンドルー・トータス Andrew Tortise

◆バス/ピラト、ペトロ Bass
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ Wolf Matthias Friedrich

リピエーノ(ソリストを補強する歌手) Ripieno Singers
◆ソプラノ Soprano
アマリリス・ディールティンス Amaryllis Dieltiens

◆アルト(カウンターテナー) Alto
ダニエル・ラゲル Daniel Lager

◆テノール Tenor
サイモン・ウォール Simon Wall

オーケストラ Instrumentalists
◆ヴァイオリン/ヴィオラ・ダモーレ Violin/Viola d'amore
アントワネット・ローマン Antoinette Lohmann
ピーター・アフォールティト Pieter Affourtit

◆ヴィオラ Viola
ヤン=ウィルム・ヴィス Jan Willem Vis

◆チェロ Cello
ルシア・スワルツ Lucia Swarts

◆ヴィオラ・ダ・ガンバ Viola da gamba
ミネケ・ヴァン・デル・ヴェルデン Mieneke van der Velden

◆コントラバス Double-bass
ロベルト・フラネンベルグ Robert Franenberg

◆オーボエ Oboe
マルティン・スタッドラー Martin Stadler
ペーター・フランケンベルグ Peter Frankenberg

◆オルガン Organ
ピーター・デュルクセン Pieter Dirksen

◆テオルボ Theorbo
マイク・フェントロース Mike Fentross

◆チェンバロ Harpsichord
シーベ・ヘンストラ Siebe Henstra




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