ヨーロッパ古楽界で大絶賛! バロック・ヴァイオリンのミューズとその仲間たち これがほんとうのパッヘルベルのカノン! アマンディーヌ・ベイエ & アンサンブル・リ・インコーニティ ニュース・レター「ノン・ヴィブラート」、来日アーティスト特集2 の英文はこちら ![]() 2016年日本公演スケジュール 12月8日(木) 19:00 東京 王子ホール 完売 Tel: 03-3567-9990 12月10日(土) 14:00 兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール 完売 Tel:0798-68-0255(チケットオフィス) 12月11日(日) 14:00 岐阜 サラマンカホール 発売中 Tel: 058-277-1113 【演奏曲】
パッヘルベル: 「音楽の喜び(1695)」より
パルティータ 第5番 ハ長調 ★ ビーバー: 「ロザリオのソナタ」より 第10番 “磔刑”ト短調 ★ パッヘルベル: 「音楽の喜び」より パルティータ 第2番 ハ短調 ★ ビーバー: 「ロザリオのソナタ」より 第7番“むち打たれ” ヘ長調 ★ パッヘルベル: 4声のパルティータ ト長調 ビーバー: 「ロザリオのソナタ」より “パッサカリア”ト短調 パッヘルベル: 「音楽の喜び」より パルティータ 第4番 ホ短調 ★ パッヘルベル: カノンとジグ ニ長調 アンサンブル・リ・インコーニティ GLI INCOGNITI アマンディーヌ・ベイエ Amandine Beyer, solo violin & director |
パッヘルベルの『カノン』はクラシック音楽の中で、もっとも親しみやすい名曲ですが、 ほかにも美しい室内楽作品やオルガン曲を多く残しています。 ドイツ・バロック時代に生きた作曲家の心に寄り添って、 アマンディーヌ・ベイエとその仲間たちと共に、生のままの17世紀へ旅してみませんか・・・。 今回のプログラムのメインとなるパッヘルベルの「音楽の喜び」(1695)は、基本的に舞踊の組曲です。自由な形式のソナタにはじまり、フランス、イタリア、ドイツの舞曲のスタイルを混ぜることによって、対照的な要素が演出される作品集となっています。 アマンディーヌ・ベイエとリ・インコーニティは、テクニックの巧さはもちろんのこと、音楽による絵画と舞踊の表現者として私たちを魅きつけます。今回の来日プログラムには、このグループの最新CD「4月の嵐」に収録された5曲が含まれていますが、全体を通して絵画的なイメージを呼び起こす素敵な作品が集められています。ベイエはこれらの作品に対して、特に16、17世紀オランダ、フランドル絵画の黄金期に多く描かれた、市民の日常生活のエピソードをテーマとした風俗画の世界との共通点を見いだしています。たとえば、パルティータ第5番のアリアや第4番のガヴォットは、フランス・ハルス(1580/83-1666)の名画「警備隊の士官たち」のシリーズの、ちょっと横柄でコミカルな表情の士官たちのキャラクター。他の舞曲にも、フェルメール(1632-1675)の≪手紙を読む青衣の女≫の手紙をもつ女性の心情、ブリューゲル(1525/30-1569)の≪農民の結婚式≫に描かれた人びとがお祭りの真っただ中にいるイメージなど、ベイエたちは当時の絵画からのインスピレーションを明瞭に感受して演奏しています。これらの絵画に同時代の音楽が流れることを想像するだけでもワクワクしてきます。 「音楽の喜び」「ロザリオのソナタ」には、スコルダトゥーラ(ヴァイオリンの調弦をG・D・A・Eとは違う調弦にすること)という特別なチューニング技法の使用が作曲家によって指定されています。この少し調子のはずれた調律方法は、中世からバロック初期にはよく用いられていましたが17世紀後半には廃れました。しかしシュメルツァー(1623-1680)やビーバー(1644-1704)などチロルとオーストリアの他の地域のバロック時代のヴァイオリンの巨匠たちに受け継がれます。ビーバーの「ロザリオのソナタ」は全15曲のうち、最初と最後を除くすべてのソナタにスコルダトゥーラ調弦の指定があり、15通りのチューニングを施したヴァイオリンが必要とされる難曲です。今回はその中でもとくに深い感動のある「磔刑」「むち打たれ」「パッサカリア」の3曲がパッヘルベルの作品の間に挿入され、「調子の外れた素敵な名曲(デサフィード)」の構成の一端を担います。
パッヘルベル:4月の嵐~組曲、カノン、アリア集
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古楽先進国フランスの最先端で絶大な人気を誇るヴァイオリンの名手 アマンディーヌ・ベイエ
ベイエが結成したイタリア系古楽アンサンブル アンサンブル・リ・インコーニティ
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パッヘルベル: カノン CD 『4月の嵐』より ベイエ J.S. バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV.1002 より コレッリのコンチェルト・グロッソ |
____ ![]() ニュース・レター「ノン・ヴィブラート」、来日アーティスト特集2より アマンディーヌ・ベイエの返信メール全文(英語) 「親愛なるアマンディーヌ・ベイエ様。今度の日本公演のプログラム、とてもハードワークではありませんか? メールを出すとすぐに返信をいただくことが出来た。 「Yes, we do play with the original scordatura, and we will bring each
two violins. We already did some
concerts with this program and try to reduce the time of tuning, and I think
now we are able to do it quite quick! And I trust also the very nicely halls of
Japan to be very friendly for this kind of adventure!!! Because temperature and humidity are always
very stable and it helps our violins to stay more in tune. The
pieces we play in scordature are five, as you mentioned it.」 |
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