ラケル・アンドゥエサ & アンサンブル・ラ・ガラニア
2016年日本公演スケジュール

愛の苦悩─17世紀イタリア・スペインの音楽

6
 3() 18:30 倉敷 大原美術館
  Tel: 086-422-0005(大原美術館)

6
4() 14:00 西宮 兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール 
                                                          Tel:0798-68-0255(チケットオフィス)

6
5() 14:00 名古屋 宗次ホール  Tel:052-265-1718 (ホールチケットセンター)

6
7() 19:00 東京 王子ホール
 完売 Tel:03-3567-9990 (王子ホールチケットセンター)

ラケル・アンドゥエサ&ラ・ガラニア

愛の苦悩 17世紀イタリア・スペインの音楽

RAQUEL ANDUEZA & LA GALANIA “LOCURA & TORMENTI”

ITALIAN & SPANISH MUSIC FROM THE XVIIth CENTURY 

20166月 日本公演プログラム

アンリ・デュ・バイイ:わたしは狂気
Henry du Bailly (?-1637): Yo soy la locura
 
作者不詳(17世紀):マリサパロス 
Anonymous (XVIIth Century): Marizapalos 

作者不詳(17世紀)詩/トレンテ編:女さまざまのサラバンド
[Text] Anonymous (XVIIth Century) / [Arrangement] Alvaro Torrente (b.1963): Zarabanda del Catalogo 

サンス&即興:フォリアス (器楽のみ)
Gaspar Sanz (ca. 1640-1710) / improvisation: Folias 

リュリ:わかっている、私が死にかかっているのは
Jean Baptiste Lully (1632-1687) : Se que me muero 

作者不詳17世紀):不在
Anonymous (XVIIth Century): La Ausencia 

作者不詳(17世紀):あなたの瞳は
Anonymous (XVIIth Century): Vuestros ojos 

サンス:カナリオス(器楽のみ)
Sanz: Canarios 

ケベド詩/トレンテ編:トレナのハカラ
[Text] Francisco Quevedo (1580-1645) / [Arrangement] A. Torrente : Jacara de la Trena
 

intermission

メールラ:そんな風に思うなんて
Tarquinio Merula (1595-1665): Folle e ben che si crede 

ストロッツィ:恋するヘラクレイトス
Barbara Strozzi (1619-1664): L‘Eraclito amoroso

作者不詳17世紀):私しい
Anonymous (XVIIth Century): Bella mia 

カプスベルガー:パッサカリア(器楽のみ)
Giovanni G. Kapsberger: Passacaglia 

モンテヴェルディ:安らかにみな忘れ
Claudio Monteverdi (1567-1643): Oblivion Soave 

コルベッタ:シャコンヌによるカプリース(器楽のみ)
Francesco Corbetta (1615-1681): Caprice de Chacone 

マッツォッキ:怒りよ、勇敢な王者よ
Virgilio Mazzocchi (1597-1646): Sdegno campione audace 

モンテヴェルディ:これほどにも甘美な苦悩が
Monteverdi: Si dolce e’l tormento







ラケル・アンドゥエサ (ソプラノ) Raquel Andueza, Soprano

 
スペイン生まれ。スペイン・ナバラ州とロンドン市から奨学金を得てロンドン・ギルドホール音楽演劇学校で学ぶ。優秀な成績を修め、学士号(音楽)を取得。リチャード・レヴィット門下に学ぶ。

 共演した古楽アンサンブルはラルペッジャータ、リ・インコーニティ、アル・アイレ・エスパニョール、エル・コンシエルト・エスパニョール、オルフェニカ・リラなど多数。2003年からラ・コロンビーナ四重唱団メンバー。また、テオルボ奏者ヘスス・フェルナンデス・バエナとともに17世紀のイタリア音楽に特化したデュオを組み、2010年には自身のアンサンブル「ラ・ガラニア」を結成。

 最近はソリストとしてヨーロッパ各都市の主要なフェスティバルやホールで活動している。2012年には、ニューヨークのカーネギーホールやBBCプロムスへの出演を果たした。

 これまでにウィリアム・クリスティ、ファビオ・ビオンディ、エミリオ・モレーノ、エドアルド・ロペス・バンソ、オッターヴィオ・ダントーネ、コリン・デイヴィスなどの指揮者と共演。

 後進の指導にも取り組み、テアトロ・レアルやブルゴス大学、アルカラ大学に定期的に招かれている。

 ヴァージン・クラシックス、グロッサ、NBムジカ、アクセントゥス、Zig-ZagからCDをリリース。2010年には自身のレーベル「アニマ・エ・コルポ」を設立し、20111月にリリースした「Yo soy la locura」が「フェストクラシカ2011」賞を贈られた。

www.english.raquelandueza.com


ラ・ガラニア La Galania

 2010年にアンドゥエサとバエナによって立ちあげらた、17〜18世紀のバロック音楽を専門とする古楽グループ。詳細な歴史考証に基づいた演奏に定評がある。パンプローナ大聖堂でのペルゴレージ≪スターバト・マーテル≫デビュー公演以来、世界的な劇場や音楽祭に多数出演している。メンバーはアル・アイレ・エスパニョールやラルペッジャータ等の有名グループにも参加。2011年からこれまでに「Yo soy la Locura」、「Alma mia」、「Pegaso」をリリースし、熱狂的な支持を得る。
 2015年、「Yo soy la locura 2」を発表。


ヘスス・フェルナンデス・バエナ
(テオルボ) Jesús Fernández Baena, Tiorba

エステパ生まれのテオルボ奏者。セビリャ高等音楽院でギリェルモ・ペニャルベル、フアン・カルロス・リベラに師事。その後ハーグ王立音楽院に進み、2002年にディプロマを取得。これまでにアル・アイレ・エスパニョール、プリヴァーテ・ムジケなどスペインのアンサンブルと数多く共演しており、著名な音楽祭へも多数出演している。フランス・ブリュッヘン、ポール・マクリーシュなどの有名指揮者やマグダレーナ・コジェナー、ヌリア・リアルなどとも共演し、2003年にはラケル・アンドゥエサと17世紀のイタリア音楽に特化したデュオを結成。ハルモニア・ムンディやドイツ・グラモフォンの他、自身のレーベル「アニマ・エ・コルポ」からCDをリリースし高い評価を得ている。



ピエール・ピツル (バロック・ギター)   Pierre Pitzl, Guitarra Barroca

  1965年生まれ。ヴィーン国立音楽大学でギターを学び、1984年にソリストディプロマを得て、ユーゲント・ムジツィールトで入賞した。バーゼル・スコラ・カントルムでリュートをオイゲン・ドンボワ、ホプキンソン・スミス、ユルゲン・ヒュープシャーに、室内楽と通奏低音をイェスパー・クリステンセンに師事し、後にはヴィオラ・ダ・ガンバをヴィーラント・クイケン、クリストフ・コワンに師事した。数年の間バロック・ギターのソリストとして、また伴奏者として精力的に活動し、アル・アイレ・エスパニョール、コンチェルト・ケルン、クレマンシック・コンソート、アンサンブル・デダルス、フランス・ブリュッヘン、アカデミア・モンティス・レガリスなどと共演。出演はザルツブルク音楽祭、ヴィーン・レゾナンツェン古楽音楽祭、ルツェルン音楽祭、ベルリン室内フィルハーモニーなど多数に及ぶ。

 アンサンブル「プリヴァーテ・ムジケPrivate Musick」のディレクターを務め、CDもリリース。さらに、様々なマスタークラスで指導に当たるほか、ブルノ大学、フランクフルト音楽大学でも教鞭を執っている。現在、ヴィーン国立音楽大学でヴィオラ・ダ・ガンバを教えている。



日本公演でも歌われる曲です。

トレナ(牢屋)のハカラ

リュリ: わかっている、私が死にかかっているのは




 アレグロミュージック WEBサイトへ戻る